"mother of the civil rights movement"(公民権運動の母)として知られたRosa Parksが月曜日に92歳で亡くなったそうです。
彼女のことをはじめて知ったのは、渡米間も無い頃、アイオワのDrake大学でとった"American Studies"のクラスです。 「公民権運動」とか、「マーティンルーサーキングJr.」といった名前は、受験勉強で暗記した世界史にありましたが、たった50年前にアメリカで実際にあった人種差別のことを聞いたときはちょっとした衝撃でした。 食堂やバスといった公共の場で公然と白人用シートと黒人用シートが分けられ、白人用学校が存在する、そんなことが50年前、私たちの親の世代に起きていたというのですから。 実際、1960年代の前半にNYに住んでいた義母は、南部から遠く離れたNYにもその影響は色濃くあったと話していました。 アイオワは住民の95%以上が白人でしたが、NYにはアフリカ系アメリカ人も多く人種の異なるカップルもたくさん見かけ、この50年に間にいかにうまく人種の壁が取り払われたかと思ったものです。 もっともNYで知り合いになった女性(彼女の家族は色々な人種の集まりだそうです)と話をすると、「人種問題は腐った玉ねぎのようで、皮をむいていけばいくほど匂う」のだそうで、表面しか見えていない私にはわからない現実もあるのだと思います。 空軍のフットボールのコーチが、「自分のチームには足の速い選手を補強する必要がある、アフリカンアメリカンの選手が少ない」と発言したことが、人種差別ではないかと、辞任するしないの騒ぎになっています。 なんだか極端に触れすぎている気もするのですが・・・。 やっぱり問題の深層部分はよくわかりません。
by minabako
| 2005-10-28 03:30
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